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朗読劇『初花~Souls never Die~』制作日誌vol.3

最終更新: 6月17日

7月15日(海の日)@新宿ゴールデン街劇場

theater KAN プレ公演

朗読劇『初花~Souls never Die~』

15:00/18:00(2回公演)

前売:1800円 当日:2000円

ご予約はこちら↓

https://www.quartet-online.net/ticket/hatsuhana0715


 2019年7月15日(海の日)、新宿ゴールデン街劇場にて、朗読劇『初花~Souls never Die~』をtheater KANプレ公演として上演します。

 さて、ベースとして朗読劇『私の頭の中の消しゴム』を選んだわけですが、一組の男女の物語を男と男の物語に翻案するのは、なかなか骨の折れる部分もありました。

 原作では二人の主人公は結婚します。言うまでもなく現在の日本で同性同士の結婚はできませんから、このあたりを、原作から大きく離れないようにしながら自然に処理していくか、これはちょっとだけ苦労しました。

 何よりも大変だったのは、朗読劇『私の頭の中の消しゴム』を普通に上演すれば軽く2時間は超えてしまうということです。


 ロビーやホワイエのある劇場であれば、途中に休憩を入れてじっくり上演ということもできるかもしれませんが、今回の箱は新宿ゴールデン街劇場。雰囲気は素晴らしい劇場ながら、sophisticatedな設備はないのです。


 劇場の設備と朗読劇という性質からして、あまりに長い芝居はお客様へも負担となります。そこで物語の匂いを残しながら時間を短縮することにしたのですが、これがかなり大変でした。

 自分で書いた言葉を削ること自体はあまり苦ではないのです。しかし物語の世界を保ちながら言葉を削るのはなかなか大変です。ほんの短い小さな言葉が決定的な意味を持つことがあるのですが、それをすべて残していては時間が短くなりません。そこで思い切って言葉を削ることになるわけです。

 本当は重要な意味を持ち、伏線にもなるような言葉を敢えて削る。そのとき頼ることができるのは役者の力です。今回で言えば竹下群青とそして主宰・松崎自身なのですが、言葉そのものを削る代わりに、そこに込められていた意味を演技で示してほしい。いや示してくれるはずだという信頼です。

 試行錯誤をしながらやっと90分弱の長さに抑えることができました。あとは役者がこれをどう演じてくれるかにかかっています。

 次回は稽古の経過をお話させていただこうと思います。

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