theater KAN
『Merde!~僕らが舞台に立つ理由』制作日誌vol.5
2019年11月22日(金)~24日(日)
新宿ゴールデン街劇場
theater KAN vol.1(旗揚げ公演)
『Merde!~僕らが舞台に立つ理由』
前売:2,500円 当日:2,800円(全席自由)
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今回は11月公演で主演、共同演出の二役をこなすDAISUKEのご紹介です。
DAISUKEは2019年5月から劇団に参加しています。
舞台経験が少ない我が劇団のメンバーたちですが、DAISUKEは長い間、役者として舞台に立ってきた経験があります。
しばらく舞台から離れていましたが、やはり役者の血が騒ぐのか、theater KAN旗揚げの報に接し、参加してくれることになりました。
今回の公演はコメディ。DAISUKEはずっとコメディ畑で芝居をしてきました。ずっとシリアスな芝居をやってきた主宰の松崎とは対照的です。今回の作品を作る上で、松崎が持っていない視点やアングルからサポートをしてくれています。何気ない台詞や動きをいかに笑いに変えていくかという点で、共同演出のDAISUKEが担っている役割は大きいと言えるでしょう。

当初の予定ではDAISUKEと松崎が二人で演じるシーンがいくつかりました。
そんな場面ではDAISUKEと松崎の飽くなきアドぶり合戦が繰り広げられ、劇団員たちはそれを見ながら笑うやら呆れるやら。
5分そこそこの場面が、気が付けば20分になっていることもしばしば……。そして演じた後は二人でお決まりの反省。「またやりすぎちゃったね……」

DAISUKEは共同演出として、メンバーの演技指導も行っています。
ときどき辛辣なことも言いますが、概して穏やかな演技指導で劇団員たちもDAISUKEの指導に従って次第に演技を磨いています。
主宰の松崎がお付き合いのある劇団の公演に伺い稽古を欠席するときなどは、DAISUKEを中心に和気あいあいと稽古をしている……はずです。
穏やかな視線で稽古を見守るDAISUKEとときどき噴火してしまう松崎のコンビネーションで現在のtheater KANは回っている……はずです。
そんなDAISUKEはいま試練に見舞われています。
先ごろ、主宰の松崎が11月公演の配役変更を言い出したのです。そして当初は端役を演じることになっていたDAISUKEに「じゃあ、主役はDAISUKE、よろしく」と軽く、そりゃあもう軽くトスしてしまったのです。
このためDAISUKEの台詞量はある日突然、今までの3倍近くに増えました。
それでも、「自分たちは演出家の言うことはなんでも「はい」って聞くもんだと言われてきましたから」とまるで旧家の嫁のようにしおらしく配役変更に応じたDAISUKE。衰えていない役者の根性を感じさせます。
そんなDAISUKEの勇姿をぜひ劇場で目撃してください!
それではDAISUKEからのメッセージをどうぞ。
(DAISUKEの役は「葛西優一郎」に変更になりました)